ここ数年、各地で盛り上がりを見せるハロウィーン。カボチャで彩るのが定番だが、栃木名産のかんぴょうのもととなる「ふくべ」(ユウガオの実)を使って楽しむイベント「壬生流ふくべたちのハロウィンナイト」が27日、壬生町の蘭学通り(県道小山壬生線)などで開かれる。
地元商工会のメンバーなどがつくる実行委員会主催。商店街を知ってもらうきっかけとして、町特産のかんぴょうに関連したオリジナルのハロウィーンを考案した。イベントを盛り上げようと、町内には早くもふくべをくりぬいて作られたハロウィーンのディスプレーが登場。お祭りムードを高めている。
27日は町役場近くの興光寺で、旧幼稚園舎を利用して「ふくべたち」が来場者を怖がらせるお化け屋敷が開かれる(入場料大人向け300円、子ども向け100円)。仮装した子どもや家族などを対象にした仮装コンテスト(参加費100円)も行われる。
蘭学通りでは子どもが参加できるスタンプラリーを実施(参加費100円)。仮装した子どもたちが「トリックorトリート」と言いながら約30店の商店を巡ると、お菓子をもらうことができる。周辺では他にも様々なイベントが行われる。
ハロウィーンの時期には東京・渋谷に仮装した若者たちが集まるが、担当者は「壬生を栃木の子どもたちの渋谷にしたい」と意気込んでいる。催しは午後3時~8時。問い合わせは町観光協会(0282・81・1844)へ。(津布楽洋一)