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ラテアートの達人、50種の有田焼で挑む 佐賀

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2018-11-4 17:58:22  点击:  切换到繁體中文

 

マグカップに注がれたエスプレッソの表面に、湖面に浮かぶスワン(白鳥)が現れた。佐賀県有田町広瀬山の「龍泉荘 奥の院 木(こ)もれ陽(び)」では、マスターの高橋伸児さん(43)が軽快な手つきで「ラテアート」を披露している。これまで3度、九州一に輝いた実力者。その技を、店内に並んだ有田焼で楽しめる。


ラテアートでは、エスプレッソに温めたミルクで絵を描く。リーフ(葉)やハートなどの模様を組み合わせて表現する。描き直しできない一発勝負で、1分ほどで仕上げるという。


高橋さんは東京都港区出身。日本食の料理人として働いていたが、2004年の結婚を機に、妻の律子さん(39)が生まれた有田町へ。律子さんの実家で川魚料理を提供する龍泉荘を手伝い始めた。


ある日、龍泉荘の社長(当時)で義理の母の今泉美代子さんから「食事を終えたお客さんが一服できるカフェがほしい」と言われた。そこで高橋さんは約1年、福岡県内でコーヒーとパンを研究。06年に木もれ陽をオープンした。


ラテアートとの出会いは13年前。熊本県であったパンやコーヒー関連メーカーの展示会で見かけて一目ぼれした。ネット上の画像を参考に試作を重ね、最近では世界大会でも活躍するラテアーティストにも指導を受けながら腕を磨く。


その実力は本物だ。9月20、21日に福岡市博多区であった「UCCコーヒーマスターズ2019」の九州地区大会に出場。4分間にラテアートを2杯つくり、見た目の創造性や独創性、味わいを基準に100点満点で審査される競技で優勝した。地区優勝は3回目。来年1月には神戸市で全国大会がある。17年に3位に入っており、好成績が期待される。


店で飲む器は、ショーケースに飾られた有田焼のカップ約50種類からも選べる。柿右衛門窯や源右衛門窯で焼かれたものもあり、花や風景が描かれたカップはラテアートに華やかさを添える。


高橋さんは「自然に囲まれた風景を楽しみながら、ラテアートと有田焼の組み合わせを楽しんでいただければ」。木もれ陽(0955・41・2525)の営業時間は午前10時半~午後6時、木曜定休。(岡純太郎)



 

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