日本ミシュランタイヤは23日、飲食店や宿泊施設を星の数で格付けする「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」を来春出版すると発表した。東海3県が対象になるのは初めてで、松阪牛や飛驒牛、アユ、伊勢エビ、名古屋コーチンなどの名店がどう評価されるか、注目を集めそうだ。
ミシュランガイドは、フランスでトレーニングを受けた匿名の調査員が、素材の質や独創性など世界統一の基準で評価する。これまで東京や大阪、北海道などが取り上げられており、東海3県が加わって国内の紹介エリアは22になる。
東海3県では昨秋から本格的な調査をしており、評価基準を満たせば「名古屋めし」などのローカルフードも取り上げられる可能性があるという。価格や掲載店舗数などは未定。
この日、マスコットの「ミシュランマン」が愛知県の大村秀章知事を訪ねて出版を報告。大村知事は「こってりとした味付けの独特の食文化を持つ愛知のグルメをPRしてもらえればありがたい」と期待した。(岩尾真宏)