鳥取市の鳥取港で7日、冬の味覚ズワイガニの初競りがあり、雄のズワイガニ1匹に200万円の高値がついた。鳥取県水産課の担当者は「1匹あたりの競り値では、国内で過去最高ではないか」と話している。
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甲羅の幅14・6センチ、重さ1・28キロで、鳥取県で水揚げされたズワイガニの最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」に認定された1匹。地元で海産物を取り扱う「かねまさ・浜下商店」が競り落とした。水揚げ初日としては昨年より量が多いといい、県漁協の船本源司副組合長(64)は「たくさん五輝星を捕って、盛り上げたい」と話した。
鳥取港では2016年の初競りで1匹130万円の値が付いた。福井県坂井市の三国漁港では今月6日の初競りで、1匹42万円の値が付いている。(長崎緑子)