経済同友会の小林喜光代表幹事は19日午前、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法(入管法)改正案の審議について「前提となる正確なデータの把握が必要。なし崩し的に進むのが心配だ」と話した。
連合の神津里季生会長と東京都内で懇談。「抱えている問題点を、そのままにするのは拙速ではないか」との問題意識で一致した、という。
懇談の後、「法案の今国会での成立を望むのか」との記者の質問に対し、小林代表幹事は「できれば今国会で」と話した。「深刻な人手不足で、のんきなことは言っていられない」とも記者団に語った。
その上で、審議について「社会保障や語学教育なども含めて議論してほしい」などと話した。