漫画「スラムダンク」の作者・井上雄彦さん(51)とバスケット選手の対談企画の第3シーズン2回目は、日本屈指のシューター、シーホース三河の金丸晃輔選手(29)です。
特集:B.LEAGUE 主役に迫る
井上 B1の初代3点シュート成功率1位で、フリースローの成功率も2季連続でリーグトップ。どうして、そんなにシュートが入るのですか?
金丸 答えるのが一番難しい質問ですね。自信を持って打つことが大事、としか言えないです。シュートは全部決めてやる、という意志を持つだけで、結果は違ってくると思います。
井上 シュートを打つとき、意識をどこにおいているのですか。
金丸 リングしか見ていないですね。僕の場合、調子が悪いとシュートが左にずれることが多いです。そういうときは、あえて、ボール一つ分右を狙うようにはしています。
井上 相手に体をぶつけられても、シュートを決めきりますね。
金丸 体幹と、シュートを打つ腕のひじが、リングに対して真っすぐになっていれば、大幅に崩れることはないですね。下半身がぐちゃぐちゃでも、問題ありません。ひじが曲がると、ブレにつながります。
井上 右腕の手首からひじ上までを覆うサポーターが、印象的です。
金丸 僕、すごい冷え性なんで…