就学前からドラムに親しみ、遊ぶようにリズム感を体で覚えてきた。熊本市の小学5年生、岩本健太郎君(11)は、そんなドラムへの向き合い方を変えようと思っている。きっかけは、この秋の大物ミュージシャンとの共演だった。
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今年の夏、健太郎君の機嫌はあまり良くなかった。ギタリストを目指す高校1年生の兄、晃良(あきら)君(16)が原因だ。10月、目をかけてくれているミュージシャンのCharさんのライブが熊本市であり、晃良君も出演することになっていた。
音楽バーを経営する父の哲哉さん(63)ら家族は、その準備で頭がいっぱい。嫉妬心がわいていた。
「健太郎も出たいのか?」。察した哲哉さんに「出たい」と答えた。しかし、厳しく指摘された。「ドラムを真剣にやってこなかっただろう」
ほかのパーカッションなら可能…