武蔵小杉のタワマン、住人同士のつながり独自に進化——贯通日本资讯频道
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武蔵小杉のタワマン、住人同士のつながり独自に進化

昨年11月上旬の夕方。武蔵小杉駅(川崎市中原区)の近くにそびえるタワーマンション1階のパーティールームに、別々の階の10家族ほどが集まった。年に1度の、タワマン内交流イベントだ。


特別支援学校教員の新名主(しんみょうず)夕子さん(50)は初めて参加した。会費は1人1500円。午後8時ごろまで食事をしたり、ゲームをしたり。初めてあいさつした人は、同じ階の住人だと知った。


交通が便利なことから、東京都内に勤める夫・洋さん(50)の希望で約10年前に3LDKを購入。都内に比べれば安く、窓から見える夜景は美しい。子どもはタワマン内の保育所に通った。


故郷の鹿児島県では、ご近所はみな顔見知り。一方、タワマン内の行事は、出なくても何も言われないし、行けば楽しい。


「距離感がいいんです」


住宅と工場の街だった武蔵小杉駅周辺は、2007年の不二サッシ本社工場移転をきっかけに開発が進み、10年にJR横須賀線の武蔵小杉駅が開業したことで劇的に変わった。東急とJRが交差する駅は新宿、成田空港と一本でつながり、タワマン開発が加速した。


住人同士の顔が見えにくいタワマンの街では、独自のつながりが進化する。NPO法人「小杉駅周辺エリアマネジメント」がタワマン間の住民の交流を図り、地域SNSを運営する「PIAZZA」(東京都中央区)は中原区と連携協定を結んでいる。


世代間交流を図るため、タワマン内では、ほぼ毎月、60~90歳代が中心のお茶会「エバーグリーン」が開かれている。昨年11月6日の会には10人ほどが集まり、寒さと体調の話や、新しくオープンした店の話で盛り上がった。


住人で司会業の笹田恵子さん(51)が、東日本大震災で親が孤立していないか心配になったことをきっかけに立ち上げた。「交流があればさみしくないし、災害時には助け合える」と笹田さんは言う。


東急線の武蔵小杉駅周辺は、東…


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