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港区の商社辞め青森でユーチューバー 28歳の幸せって

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-1-4 8:08:03  点击:  切换到繁體中文

 

昨年7月、3年余り勤めた東京都港区の大手総合商社を退社し、青森県板柳町在住のユーチューバーへと転身した。


「明日にでも電通を辞めて…」妻の言葉に決めた早期退職


インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で、パソコンの表計算ソフト「エクセル」の使い方を解説する長内孝平さん(28)。チャンネル登録者数は2万1千人に上る。企業研修や動画制作を手掛ける会社も設立し、一人で切り盛りしている。


板柳は両親の出身地。昨年7月に長女が生まれたのも転機になった。住んでいた神奈川県川崎市より子育て環境はいいし、生活コストも安い。


「商社にいれば安泰なのに……という引力は感じたけれど、もともと起業したいって思いもあったし、挑戦を始めるにあたって青森は魅力的だった」


父が育った家の2階、約20平方メートルが仕事場兼撮影スタジオ。100本近いエクセル関連動画を公開するユーチューブのチャンネル「おさとエクセル」の撮影・編集は自前で行う。2月にはエクセルの指南書「できるYouTuber式 Excel現場の教科書」(インプレスブックス)の刊行も予定している。


エクセルのスキルをテレビ電話を介し、マンツーマンで教えるビジネスも始めた。現在30人の「受講生」がいる。「人生のミッションとして『みんなをハッピーにしたい』という思いがある」と長内さん。「エクセルをうまく使えば仕事を効率化できるし、残業を減らせる。青森から都会の時間を変えていけたら」


自身も板柳生まれだが、国家公務員だった父の転勤で物心つかないうちに板柳を離れて各地を転々としたため、板柳は「盆と正月に帰ってくる場所だった」。米国の物流会社でインターンシップ中、磨いたのがエクセルの技術。そのスキルがユーチューバーとしての活路を開いた。


「平成も終わりに近づいて幸せの形が一つでなくなっているし、スタンダードという概念も薄れてきた。『地方だから…』っていう時代ではないし、どこからでも羽ばたける。青森での暮らしは可能性しか感じません」


7月に生まれた長女の「海愛(みあ)」という名にも、「海を越えて愛され、活躍できる人に」という思いをこめた。


今後は青森での子育ての様子など、都市部に響きそうなコンテンツも発信しようと構想する。「いろいろやりたいのに人の手が足りなくて。社員を雇おうかと考えているんです」(土井良典)



 

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