進退をかけた大相撲初場所で、初日から2連敗した横綱稀勢の里が3日目も出場する方針であることを、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が15日朝、改めて示した。東京都江戸川区の部屋で報道陣の取材に対し、「(出場の)認識でいる」と答えた。
稀勢の里に近づいている結末 ファンの歓声を聞いて思う
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師匠は14日夜から15日朝にかけて、稀勢の里と出場するかどうかについては話し合っていないとした上で、「まだまだ巻き返せる。(出場のために)昨日もケアを行った。なかなか白星につながっていないが、前に出ようとしているし、それを信じてあげないと」。師匠は14日夜も「まだそんなん(進退について)は話をしていない」と語っていた。
今場所に進退がかかる稀勢の里は初日から2連敗。昨年秋場所からの連敗は不戦敗を含んで「8」となり、15日制が定着した1949年夏場所以降の横綱ワースト記録に並んでいる。
3日目は平幕栃煌山と対戦する。