鹿児島県の奄美大島でカンヒザクラがほころび始めた。花の蜜を求めて枝から枝へと飛び移るメジロの姿もみられ、南国の島に近づく春の気配を感じさせる。
約260本が並ぶ龍郷町の奄美自然観察の森で24日、則(のり)敏光副町長が「開花」を宣言した。昨秋の台風後に狂い咲きした木が多く、暖冬で開花に必要な冷え込みも弱かったため、昨年より2週間ほど遅れた。満開は2月中旬ごろで、3月上旬まで楽しめる見込みという。(外尾誠)
冬の使者ツル、鹿児島・出水に飛来 昨季より4日遅れ川から海へ、ふき出す霧の帯 上空から絶景の撮影に成功