植木や苗木の産地として知られる出水市高尾野町の一角で一面のシバザクラが見頃を迎えている。9年前、樹苗園を営む夫を亡くした根比(ねごろ)キヌエさん(79)が、植木がなくなった畑に一人で植えてきた。花を愛した夫に色鮮やかな花畑が見えるように。 キヌエさんの夫次雄さんは2010年5月末、76歳でこの世を去った。41歳から5期20年、旧高尾野町議を務めた。多忙な中でも毎春、花の名所へ家族旅行に出かけた。花の苗木を買っては庭に植え、四季折々の花を楽しむ人だった。 独り暮らしになった母を案じた3人の娘が、寂しさを埋めてくれたらと100株のシバザクラを贈った。 かつての苗木畑は整地され、片… |
亡き夫への愛が生んだ、シバザクラの名所 黙々と1万株
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