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伝統さくさくアーモンドパイ 当たりが出れば数十万円?

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-1-29 11:00:04  点击:  切换到繁體中文

 



ベルギー王室御用達の洋菓子店「ヴァンデンター」の店頭に並ぶガレット・デ・ロワと、中に入れられているフェーブ。6人用の直径約23センチのもので、値段は25ユーロ(約3100円)だ=ブリュッセル、津阪直樹撮影



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12月から1月にかけ、フランスやベルギーのケーキ屋やパン屋には、イエス・キリストの生誕にちなんだ「ガレット・デ・ロワ」と呼ばれるパイが並ぶ。だが、人々が楽しむのは、味だけではない。中に入ったあるものに魅せられ、大金を使う人もいるという。日本人の間でも年々、人気が高まっている。


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中に入っているものは・・・


一般的なガレット・デ・ロワは、アーモンドのフィリング(あん)が入ったパイだ。地方によって違いがあり、フランス南部では、菓子パンのブリオッシュにドライフルーツを入れた「ガトー・デ・ロワ」と呼ばれるものも食べられている。値段は店によって大きく違うが、3~4人用で6ユーロ~30ユーロ(約750円~3700円)ほどだ。




ガレット・デ・ロワの中から出てきたフェーブ=津阪直樹撮影



最大の特徴は、フランス語でそら豆を意味する「フェーブ」という名の直径2~3センチの小さな陶器の人形が一つ入っていること。切り分けたガレット・デ・ロワの中にフェーブを見つけた人は、パイに付属して入れられた紙製の王冠をかぶり、その日、王もしくは女王になり、一つ願いを言うことができる。当てた人には1年間幸運があるともされている。


在ベルリンのフランス大使館によると、かつては、「貧者の分け前」として人数分より一つ余分に切り分け、最初に家に来た貧しい人に振る舞う習慣があった。今では、子供がいる家では最年少の子供がテーブルの下に隠れ、テーブルの上で切り分けられるガレット・デ・ロワを誰に配るか決めていく。切っている途中に子供がフェーブを見つけ、混乱が起きるのを防ぐためだ。


ルイ14世は拒否


ガレット・デ・ロワの歴史は古代ローマ時代までさかのぼる。古代ローマ人は、未開の民に農業を教えた神サトゥルヌスをしのび、12月17日から7日間、祭りをしていた。この時に白か黒のそら豆を入れたケーキが食べられ、そら豆を食べた人がその日一日、王か女王になるという決まりだったという。


その後、アジア、アフリカ、ヨーロッパの3大陸からそれぞれきた「東方の三博士」が、キリスト誕生を祝ってベツレヘムを訪れたとされる1月6日の「公現祭(こうげんさい)」の日に食べる習慣が定着した。フェーブのデザインに、キリスト生誕にまつわるものが多いのはそのためだ。




パリのイベントで並んでいたフェーブ=パリ、津阪直樹撮影



同大使館によると、フランスでは14世紀からガレット・デ・ロワが食べられ始め、宮廷でも古くからフェーブを当てた人が、王に願いをかなえてもらう習慣があったが、ルイ14世がこれを廃止した。フランス公共ラジオの解説では、ルイ14世は「王はただ1人で絶対的だ」と理解させたかったのだという。くしくもルイ14世が貴族の反乱で1649年に一時、パリを脱出した日が公現祭の1月6日で、そのことも関係しているのではないかとみる。


今でも毎年、フランス大統領府では、直径1.2メートル、150人分のガレット・デ・ロワを食べるイベントが開かれているが、王になる権利を与えるフェーブは入れないことになっている。市民が絶対王制を倒すために立ち上がった、18世紀のフランス革命時の思想からきているという。


手間ひまかけて2日間


個人経営のパン屋から、大手スーパーのカルフールやデレーズ、高級菓子ブランドのフランスのラデュレやベルギーのピエール・マルコリーニまで、ガレット・デ・ロワは様々な店で売られている。


地元の人に人気のガレット・デ・ロワとはどんなものか。ブリュッセルにあるベルギー王室御用達の洋菓子店「ヴァンデンター」を訪ねた。




焼き上がったガレット・デ・ロワに、食感とつやを良くするため、仕上げのシロップを塗るハーマン・ヴァンデンターさん=ブリュッセル、津阪直樹撮影



店主兼洋菓子職人のハーマン・ヴァンデンターさん(55)は父親から店を継ぎ、ガレット・デ・ロワを作り始めて約30年。試行錯誤し、調理法を変えてきた。ポイントは、パイの食感と甘さにあるという。


以前、フィリングに使っていた小麦粉は、食感を軽くするためにやめた。アーモンドやバターの風味をより楽しめるように、同じ分量を使っていたアーモンドパウダーと砂糖の比率を変え、砂糖を3割減らした。アーモンドパウダーは香りがいいスペイン産かポルトガル産と決めていて、パイが膨らみすぎないよう、バターは水分が少ないベルギー産かフランス産のものを主に使っている。生地を延ばすごとに、十分に寝かせる時間を取ることも重要で、一つのガレット・デ・ロワを作るのに2日間かける。


実際に食べてみると、外はサクサク、中はしっとり。日本ではアーモンドエッセンスが使われることが多い「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」のような風味が口いっぱいに広がる。見た目よりも食感が軽く、どんどん食べることができる。ただ、バターと砂糖を多く使っているため、急に満腹感が訪れた。




ヴァンデンターのガレット・デ・ロワ。中身がぎゅっとつまり、しっとりしていて、パイ部分はサクサクとしている=津阪直樹撮影



近年、売れ行きは好調で、30年前の10倍にあたる3千台を毎年、焼いている。かつては、ブリュッセルやフランス語圏の客が中心だったが、今ではベルギー全土からお客さんが来るという。「ガレット・デ・ロワの伝統に関心を持つ人が増えているのではないか」と言う。


この時期、ヴァンデンターさんが思い出すのは、忙しかった家族の姿だ。年末年始は、クリスマスや新年を祝うお客さんで店は連日にぎわい、バレンタインを前に一息つけるのは、公現祭の1月6日前後。家族全員がようやく集まり、ガレット・デ・ロワとともに新年を祝った。


「ガレット・デ・ロワの思い出は、忙しかった父母の姿です」




焼き上がったばかりのガレット・デ・ロワを確認する洋菓子職人のハーマン・ヴァンデンターさん=ブリュッセル、津阪直樹撮影



フェーブの保管は銀行で


ガレット・デ・ロワの中にあるフェーブが高値で売り買いされていると聞き、1月半ば、パリ郊外で開かれていたイベントを訪ねた。会場には、フランス各地からコレクター約40人が持ち寄ったフェーブがガラスケースなどに入れられ、所狭しと並べられていた。参加者は真剣な表情で会場内を巡り、外の寒さを忘れるほどの熱気だ。この日、最も高い値で売られていたフェーブは、357ユーロ(約4万5千円)だった。




イベントでフェーブを売買するコレクター。フェーブが載った目録を手に、一つ一つ丁寧に見て回っている人が多かった=パリ、津阪直樹撮影



フランス中部オーブから参加した女性(64)は1968年から集め始め、ためたフェーブはいまや約2万個。ガレット・デ・ロワを毎年20台ほど買い、夫や娘、祖母も巻き込んでこの数に至った。


コレクションが増えるにつれ、深刻になったのが保管の仕方だ。フランスでは、フェーブが盗難に遭うケースが珍しくないという。そのため、一部のフェーブは銀行に預けている。防犯上、最も高価なコレクションの値段は明かせないが、赤ちゃんや飛行機がデザインされた1880年代のドイツ製のものだという。女性は「自宅でコレクションを見られないのは残念だけど、仕方ない」と話す。


このイベントを主催し、フェー…



 

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