プリオクスコエで養殖したチョウザメのキャビア。チョウザメの種類によって、粒の大きさや色、味が微妙に違う=ロシア・アレクシン、石橋亮介撮影
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日本人は魚好きで、ロシア人は肉好き。だから当然、日本人はロシア人よりたくさん魚を食べている――。長年、そう思い込んでいた。
日ロの公式統計によれば、ロシア人1人あたりの魚介類の消費量は21.5キロ(2017年)で、日本人の24.6キロ(16年)と大差ない。日本で魚離れが進んでいることもあるが、ロシアは日本に肩を並べる魚食大国なのだ。
市場に行けば、タラやサケ、ニシンなど、北国ならではの魚の冷凍や塩漬けなどが並んでいる。その中で、ひときわ高価な値段で異彩を放っているのが、ロシアで「皇帝の魚」と呼ばれるチョウザメだ。
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