「本当にしんどい日々だが、夫が学校に追い詰められたと認めてもらえて、少し救われた気持ちになった」。私立大阪緑涼高校の教頭だった夫(当時53)を自死で亡くした妻(46)=奈良県在住=は、労災認定の通知を受け取った後、取材に小さな声で語った。 高校教頭、過労自殺と認定 「上司がパワハラ」遺族訴え 「まだ仕事、学校に泊まる」 教頭自殺、妻へ最後の電話 「明るくてよく笑う人」だったという男性の様子が変わったのは昨年1月ごろからだったという。帰宅後もパソコンを開いて仕事に追われ、休日も自室で書類を広げていた。子煩悩で優しい夫だったが、子どもと出かける機会は減り、笑顔も消えていった。 男性が亡くなった昨年3月のことを思い出すと、今も胸が詰まる。 男性は休日も朝から出勤してい… |
新学期前、命を絶った教頭 妻「先生たちなら想像して」
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