「いつか本当に過労死するのではないかと考えると怖いです。体も精神もボロボロです」「押しつぶされます」。今回提訴する男性教諭(31)は適応障害を発症する前後の17年7月、勤務先の当時の校長あてにそんな文面のメールを送った。
「長時間労働で適応障害」休職の高校教諭が大阪府提訴へ
男性は「子どもたちの成長を間近で見られる」と民間企業から転職。だが、教師の忙しさは想像を超えていた。授業を終えた平日の放課後は午後6時過ぎまで部活を指導。その後は授業準備やプリント作成に追われ、休日にも部活の試合などがあり、ゆっくりできる日はわずかだった。
引率を担当する語学研修が近づくと、しばしば退勤が深夜になった。帰宅後の持ち帰り残業が、未明までかかる日もあったという。
校長に負担が重すぎると訴える…