香港映画を代表する俳優、ブルース・リーの銅像や、有名スターらの手形を屋外展示している香港の遊歩道「アベニュー・オブ・スターズ(星光大道)」が31日、リニューアル工事を終え、約4年ぶりに公開された。早速、中国や海外から大勢の観光客が訪れ、記念撮影をしたり、手形に自身の手を置いたりして楽しんでいた。
ブルース・リーの銅像はかつては石の台の上に設置されていたが、足元に水をはった場所に移設された。「香港の歌姫」と慕われたアニタ・ムイ(梅艶芳)の銅像も展示されている。
遊歩道は九竜半島南端の繁華街、尖沙咀のウォーターフロントにある。2004年に開設後、往年の香港映画の雰囲気を味わえる観光名所となったが、15年以降、工事のため閉鎖されていた。
海への転落防止用の欄干の手すりには、アクション俳優のジャッキー・チェンさんや、「燃えよデブゴン」で知られるサモ・ハン・キンポーさんら100人超のスターらの手形が埋め込まれている。(香港=益満雄一郎)