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日大前監督ら「容疑なし」 選手は傷害容疑で書類送検へ

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-2-5 14:34:45  点击:  切换到繁體中文

 

日本大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、警視庁は5日にも、タックルをした男子選手(20)を傷害の疑いで書類送検する。内田正人・前監督(63)と井上奨(つとむ)・元コーチ(30)については、試合映像の解析や関係者への聴取結果などから選手への指示は認められなかったと判断。容疑はないとする捜査結果の書類を送付する。捜査関係者への取材でわかった。


悪質タックル被害からの復活劇 ライスボウル敗退のQB


警視庁は、タックルされた関西学院大選手側の被害届を受理。日大選手は「けがをさせるつもりだった」と認めており、傷害容疑で書類送検するが、示談が成立していることなどから厳しい処分は求めない意見を付けるとみられる。同庁は、内田、井上両氏の指導を選手が誤って受け取ったと判断した。


両氏は記者会見で「けがをさせろ」という反則の指示を否定したが、日大は第三者委員会が指示を認定したことを受けて、両氏を懲戒解雇。内田氏は無効を求めて日大を提訴している。


警視庁は試合映像を入手し、詳細に分析。結果的に関東学生アメフト連盟などの認定との食い違いが約10カ所見つかったという。


「内田氏が悪質タックルを見ていたのに選手を交代させなかった」と指摘される根拠については、内田氏の視線はボールを追っており、悪質タックルを見ていなかったことを確認。コーチ陣がインカム(ヘッドホン)を通じて反則があったことを伝えたのに内田氏が交代させなかったとも指摘されたが、内田氏はそもそもインカムを着けていなかった、としている。


タックル直後、井上氏の「やりましたね」との発言に内田氏が「おお」と応じたとされる場面も、両氏が視線を合わせていないことなどから、警視庁は内田氏が反則を事前に了解していた事実はないと判断した。


また、選手は試合前日に井上氏から「『相手を1プレー目で潰せば(試合に)出してやる』と監督が言っている」などと伝えられ、「けがをさせろという意味だと認識した」と記者会見で説明したが、部員や関係者ら200人以上への聞き取りで、アメフトでの「潰せ」は一般的に「激しく当たれ」「思いっきりプレーしろ」という意味で、日大でも同様の共通認識があったと確認。「けがをさせろ」との具体的な指示も確認されなかったという。


日大ではこれまでも日常的に使ってきたが、今回のような悪質な反則行為をする選手はいなかったという。井上氏は記者会見で「潰せ」と言ったことは認めたうえで「けがをさせろという意図はなかった」と述べていた。


日大選手の送検容疑は昨年5月6日、東京都調布市での定期戦でパスを投げ終えて無防備だった関学大選手に後方からタックルし、右ひざなどに約3週間のけがを負わせたというもの。



 

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