東京都教育委員会は14日、英語で「話す」力を測るスピーキングテストを、2022年春入学の都立高校入試から導入する方針を決めた。公立の中学3年生全員が前年の11月下旬~12月中旬の間に1回受け、結果は翌年2月の筆記試験の得点などと合わせて合否判定に使うという。現在の小学6年生から対象となる。
中学の学習指導要領は英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を学ぶよう求めているが、いまの都立高入試の英語では「話す」力を測れないため、都教委が導入を検討していた。指導要領の範囲内で出題し、タブレット端末に録音したものを回収する方法を想定。実施時期が早いのは採点に時間がかかるためという。
民間試験の実施団体と連携して独自の問題をつくり、試験と採点はこの民間団体が実施。受験料は都が負担する。都教委によると、現在、スピーキングテストを独自につくっている都道府県はないという。
都はテストを実施する民間団体…