兵庫県教委は、新年度から県立のすべての高校、特別支援学校、中等教育学校で一斉に留守番電話を導入する。教職員の勤務時間外の業務負担を軽減するのが狙い。教職員が学校に残って仕事をしている時間帯でも、保護者は夕方以降、教職員と直接連絡することが原則できなくなる。
配備するのは録音機能のある留守番電話か、「本日の業務は終了しました」と音声が流れるだけのオートメッセージ型の機器。どちらにするかは各校が実情に応じて決める。留守番電話対応になるのは、おおむね午後5時ごろから翌朝の午前8時ごろまで。
神戸市教委も、2018年度から順次市立学校に導入しているが、何時から留守番電話対応にするかは各校に任せているという。
県教委教職員課の担当者は「教職員の長時間勤務は深刻な問題。今後、市町立の小中学校などにも留守番電話の導入を促していきたい」と話す。(西見誠一)