昨年12月から今年2月までの沖縄地方の平均気温は、平年を1・9度上回り、統計のある1947年以降で最も高かった。沖縄気象台が1日、発表した。那覇は19・5度、最も高かった石垣島は21・3度だった。気象台は、エルニーニョ現象の影響とみている。
季節ごとの統計を出している那覇や石垣島を含む8カ所のうち、離島の5カ所で平均気温が20度を超えた。8カ所すべてが統計開始以来、最も高い気温だった。
気象台によると、沖縄の南方が平年に比べ高気圧に覆われる日が多く、沖縄付近に南から暖かい空気が流れ込みやすくなったため、「暑い冬」になったという。(伊東聖)