棚にある薬の管理はロボットにお任せ――。そんな「次世代型」の薬局が1日、大阪市中心部にオープンした。薬剤師は患者に薬の注意点などを伝える「服薬指導」に集中でき、患者は薬局が無人となる時間外でも、処方された薬を受け取れる。このロボットの導入は日本で初めてという。
宇宙へ 苦難と栄光、終わらない旅
開業するのは「梅田薬局」。大阪市北区のヒルトンプラザイーストにできる「大阪梅田メディカルセンター」内で営業を始める。
米医療機器大手のロボットで、日本BDが発売。薬剤師の指示があると、処方箋(せん)の情報をもとに、ロボットアームが使用期限が近い薬を調剤棚から選びとり、10秒ほどで取り出し口に届ける。
同薬局では、約2千種類の薬を調剤棚にそろえる。棚に薬を入れるときは、薬剤師が箱などに記載されたバーコードを読み取り、装置の入り口に置く。すると、ロボットアームが自動的に整理し、棚に並べていくという。
日本BDによると、欧州を中心…