宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で1日、卒業式が催された。第105期生40人が声楽やダンス、演劇など2年間の学びを終え、「タカラジェンヌ」への第一歩を踏み出した。
105期生は2017年4月、競争率26・1倍の難関をくぐり抜け入学した。黒の紋付き、濃緑色のはかま姿で式典に臨んだ卒業生たちは、一人ひとり名前を呼ばれ、小林公一校長から卒業証書を受け取った。元プロテニスプレーヤー松岡修造さんの長女、恵さんの姿もあった。
卒業生総代で、神戸市出身のハーバート真唯さんは「これまで多くの人から注いでいただいた愛情を忘れず、清く正しく美しくの言葉を深く心に刻んで、終わることのない芸の道を歩んで参ります」と述べた。
卒業生は4月19日から宝塚大劇場で始まる宙組公演で初舞台を踏み、ラインダンスを披露する。(太田康夫)