14日午前9時40分ごろ、大分県中津市昭和新田のダイハツ九州中津工場で、第1工場の塗装工場から出火、鉄骨2階建ての建物の一部が焼けた。作業員2人が「気分が悪い」として病院などへ運ばれた。中津工場全体で、操業を停止している。
県警中津署や同社によると出火当時、工場内には約160人がおり、軽自動車のボディーに塗装をする作業をしていた。出火後、工場の排気口からは黒煙が上がった。中津工場は約1500人いた従業員らを各職場の一時避難場所に避難させ、午前10時半すぎに帰宅させた。
中津工場はダイハツの主力工場で、第1と第2の二つの工場があり、ムーヴカスタムなど8車種を1日に計約1800台生産している。同社は操業再開について、「消防など関係者とも相談しながら検討したい」としている。(大畠正吾)