5カ月間に2度の墜落事故を起こした米ボーイングの最新鋭小型機「737MAX」をめぐって、米連邦航空局(FAA)の事故前後の振る舞いに、疑念の目が向けられている。米議会などの検証が本格化しそうだ。
昨年10月にインドネシアで起きた最初の事故は、機体の傾きを測るセンサーから誤ったデータが送られ、航空機の失速を防ぐ飛行システムが誤作動。自動的に機首を下げようとして墜落した。今月10日のエチオピアの事故でも「はっきりした類似点」(モゲス運輸相)が指摘されている。
このシステムは737MAXに新たに採用された。従来の737型機よりも大きなエンジンを積んだせいで、機首が上がるなど機体が不安定になるのを防ぐためだったが墜落事故を招いた可能性が疑われており、FAAが2017年に与えた型式認証の手続きが適切だったか、問題視されている。
米紙シアトル・タイムズは、F…