埼玉県加須市の魅力を伝える動画のコンクールで、県立不動岡高校放送部が最高賞の市長賞に輝いた。賞品は市が推奨する「かぞブランド認定品」から、生徒たちがポテトチップスを選び、2万円相当の276袋が学校に届いた。
市内に大きな工場がある湖池屋の製品で、約50点の同認定品の一つ。コンクール受賞者がそのPRにも一役買うねらいがある。輸送用の段ボール箱から取り出してみると、部室が埋まるほどの量になった。
同部の動画は、加須うどんなどの文化歴史やスポーツクライミングといった地域の新しい取り組みを追った。食べきれないほどのごほうびに、部長の荒木拓巳君(17)は「新入部員の勧誘に使えるかな」。市長賞は賞品のほか、賞金3万円もあり、23日の加須市民の日記念式典で授与される。(高橋町彰)