山梨県富士河口湖町の西湖だけに生息するクニマスの卵が、外来種のヨーロッパウナギに食べられている可能性の高いことが20日、県水産技術センターの研究で明らかになった。山梨県甲斐市であったセンターの研究成果発表会で報告された。 クニマスはかつて秋田県の田沢湖に生息。約70年前に絶滅したとされていたが、2010年に西湖で確認され、環境省が「野生絶滅」種に指定している。 センターは11年から、湖底に1カ所確認されている産卵場を調べている。水深約30メートルで、水温は年間を通して約5度。砂利に覆われてわき水がある。湖底のカメラ映像から、10月下旬~2月下旬が産卵期とみられる。 最初にウナギが卵を捕食する様子を確認したのは16年11月。以降、継続して確認されている。発表会で紹介された動画では、クニマスが湖底を泳ぐ中、産卵場の砂利に4匹のウナギが頭部を突っ込み、激しく体をくねらせていた。低温でも捕食できるという特徴や、産卵場近くで捕獲したウナギのDNA調査から、ヨーロッパウナギと推定される。 センターの加地弘一主任研究員… |
クニマスの卵、外来ウナギが捕食 一度は絶滅した希少種
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
没有相关新闻










