全国の「令和さん」や家族からは驚きと喜びの声が上がった。
新元号は「令和」(れいわ) 万葉集典拠、国書由来は初
「令和」どう思う?「堅すぎますね」「災害ない時代に」
【詳報】新元号「令和」発表の一日をタイムラインで
「父ちゃんの時代が来たね」。福岡県八女市の自営業永田令和(よしかず)さん(70)は息子から冗談交じりに言われた。新元号発表を自宅で見守っていた。「まさか、同じとは」。これまで「れいわ」「れいかず」と間違えられ、一度も1回で「よしかず」と呼ばれることが無かった。
元々は「英紀」になるはずだったが、届け出に行った父親が、字画の関係なのか、直前で「令和」にしたと子どもの頃に聞いた。
妻の小夜子さん(71)は心臓の病気で病院の集中治療室にいる。意識が戻ったら新元号の話を伝えたい。「喜んで、闘病の力になってくれるといい」。10月には令和元年生まれの6人目の孫が生まれる予定だ。
岐阜県飛驒市の橋場令和(れな)ちゃん(2)は、恥ずかしがり屋だが、自宅では踊るのが大好きな女の子。両親が、「心がきれいに育ってほしい」との願いを込めて命名した。
新元号は万葉集から引用された。自身の名前に「和歌」が含まれる母和歌子さん(40)は、「なにか縁があるのか、本当にびっくりした」と話した。
令和ちゃんは5日から保育園に通い始める。和歌子さんは「たくさんの友達と仲良くできる『和』を大切にする子に育ってほしい」と願う。
兵庫県尼崎市の森岡令和(のり…