大分県中津市耶馬渓(やばけい)町で6人が亡くなる大規模な土砂崩落が起きてから11日で1年。復旧工事が進む現場で午前9時から、慰霊祭があった。
犠牲になった3世帯の親族や地元金吉(かなよし)地区の住民、行政や工事の関係者ら約100人が参列。巨大な岩が点在する現場に仮の祭壇がつくられ、遺族らが次々と焼香した。
祖母、母とともに犠牲になった江渕優さん(当時21)の高校時代の同級生、佐藤真美さん(22)は「友だちと集まると優さんの話になります。安らかに眠ってくださいと祈りました」と話した。
県が昨年9月から本格的な復旧…