政府は19日午前の閣議で、天皇陛下が30日に退位する際に行う憲政史上初の儀式「退位礼正殿(せいでん)の儀」を、憲法で定める国事行為とすることを決定した。
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退位礼正殿の儀は一連の皇位継承儀式の一つで、皇居・宮殿の松の間で行う。30日午後5時から約10分間行われる予定で、皇位のしるしとされる三種の神器のうち、剣と璽(じ、まが玉)が置かれる。三権の長や閣僚、地方代表ら約340人が参列。安倍晋三首相が国民代表の辞を述べたあと、陛下が最後の「おことば」を述べる。
皇太子さまの新天皇即位に伴う儀式「剣璽等承継の儀」は、翌5月1日に行う。