平和を願って折り鶴をつくる活動をしているオランダ人アーティストが、大阪府守口市にいる。故郷で折り鶴に出会い、広島や長崎を訪ねて千羽鶴を贈ったことが縁で、日本で暮らしながら創作を続ける。 被爆者は今、核兵器と人類の関係は…核といのちを考える 【動くグラフ】世界の核兵器、これだけある 大阪府守口市に住むマナ・オリさん(49)。自宅兼作業場を訪ねると、机の上に並べられた小箱に、和紙で折られた大小四つの折り鶴が置かれていた。模様が左右対称になるように計算して折られている。 折り鶴と出会ったのは23歳のころ。オランダにある油田で働いていたときに腰を痛め、自宅で療養中に折り紙の折り方を書いた本を友人が差し入れてくれたのがきっかけだという。 「昔から創造的なことが大好きでした。すぐに折り紙に夢中になりました」 反戦運動に熱心だった母の影響で、平和について幼いころから考えていた。18歳のころに滞在したイスラエルでは空爆を目撃し、平和の重みを実感したという。千羽鶴に平和の象徴としての意味があることを知ってからは、千羽鶴を熱心に折るようになった。 独学で技術を磨き、鶴と花を組… |
平和の折り鶴、トランプ夫人へ オランダ人芸術家が企画
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