6日午前3時20分ごろ、宇都宮市西原町の国道4号で、同市横田新町、自営業川俣勇人さん(22)の普通乗用車が対向車線に飛び出し、同市茂原2丁目、会社員工藤達也さん(46)運転の軽乗用車と正面衝突し、工藤さんは胸を強く打って搬送先の病院で死亡した。川俣さんの車の助手席にいた男性(21)は腹を強く打って重体、川俣さんも足を骨折する重傷を負った。
宇都宮南署によると、川俣さんの車は近くのコンビニ駐車場で不審な動きをしたため、栃木県警のパトカーが追跡して、約1キロ、赤色灯をつけるなどして停止を求めたが、これに従わず、信号も無視して逃走していた。川俣さんの呼気からは基準を上回るアルコールが検知されているという。川俣さんは帰宅途中、工藤さんは近くの市場へ仕事に行く途中だったという。
栃木県警機動警察隊は「現時点で追跡に問題はなかったと考えている」としている。(津布楽洋一)