観光で栃木県日光市を訪れたフランス人女性の行方が先月29日からわからなくなっており、ローラン・ピック駐日仏大使が7日、栃木県警や県庁を訪れ、捜索への協力を要請した。
行方不明になっているのは、ベロン・ティフェヌ・マリー・アリックスさん(36)。身長約165センチで髪は茶色。7月28日から2泊の予定で日光市内の旅館に一人で泊まり、29日午前10時ごろに外出し、行方がわからなくなった。県警は事件と事故の両面で調べており、旅館に残っていた予定のメモを参考に日光東照宮や中禅寺湖などを捜しているが、有力な目撃情報を得られていない。
家族もフランスから来日して捜しており、取材に「(ベロンさんは)日本人と交流したくて、会った人に渡すフランスのジャムなども用意していた」と話している。ベロンさんには持病があるといい、家族らは体調も気にしている。