茨城県高萩市の市立中学校に通う生徒が自殺した問題で、市教育委員会は6日、記者会見を開いた。自殺したのは女子卓球部に所属する3年生の女子生徒(15)で、顧問の男性教諭の不適切な指導が一因になった可能性があると説明した。
市教委によると、遺族から提供されたA4サイズの紙に、女子生徒の手書きで男性教諭に関する記述があったという。部員がやる気がない態度をした時に「殺すぞ」「殴るぞ」「いいかげんにしろ」「馬鹿野郎」などと暴言を発したり、肩を小突いたりしたことが書かれていた。また、道具を床に投げつけたり、物をたたいたりしていたこともつづられていた。
市教委が男性教諭に確認したところ、この女子生徒に対してだけではなく、部員全体にそういった行為をしていたと話したという。3月20日には市教委に匿名の電話で「女子卓球部で不適切な指導が行われている」との情報提供があったため、学校側が教諭に確認し、行き過ぎた指導があったことを把握。改善するよう指導していたという。
女子生徒は昨年9月に実施され…