米サンフランシスコ市議会は14日、警察などの公共機関が顔認証技術を使うことを禁じる条例案を賛成多数で可決した。市民の権利や自由を守るのが狙いで、米CBSテレビによると、この技術を禁じるのは米国の都市で初めて。6月にも導入される見通しだ。
条例は「顔認証技術が、市民の権利や自由を侵すおそれのほうが、その技術から得られる恩恵よりも大きい」と指摘しており、今後予定される市長の署名から30日後に発効する。監視カメラなど、他の監視技術への規制も強める。
ただし、企業や連邦政府は禁止の対象外。米国の多くの空港では、連邦政府が安全対策として顔認証技術を導入しており、引き続き使われる。
顔認証は、監視カメラなどで撮…