米ネットメディア「インターセプト」は1日、米グーグルが今後、半年から9カ月以内に中国で検索エンジンを始める計画だと報じた。グーグルが中国進出の代わりに中国政府の検閲を受け入れれば、他のIT企業への影響も大きく、批判も起きそうだ。
報道によると、検索エンジンの進出計画は「ドラゴンフライ(トンボ)」という暗号で呼ばれ、グーグルの一部幹部のみの間で進められてきたという。基本ソフト「アンドロイド」向けのアプリで、中国用に作られた、いわば「検閲版」。中国政府に批判的な内容や、中国政府が検索を禁止している言葉、禁止しているサイトなどは検索結果から自動的に取り除かれるという。グーグルはすでに試作版を中国政府に見せており、最終的な許可を待っている段階だという。
グーグルは、過去に中国で検索事業を行っていたが、中国政府が検閲を撤廃せず、2010年に撤退している。
インターセプトは、政府の検閲…