河野太郎外相は20日夜、米国のポンペオ国務長官と約20分間、電話で協議した。25日からトランプ米大統領が国賓として来日するのを前に、日米両政府間の協力事項を確認した。ポンペオ氏はトランプ氏の来日には同行しない予定。日本外務省幹部によると、電話協議は米側が依頼したという。
外務省幹部によると、河野氏は協議の中で、16日に東京で開かれたイランのザリフ外相との会談結果についてポンペオ氏に説明した。米国が空母を派遣するなど中東地域では緊張が高まっており、米側が関心を示したとみられる。また米国務省の発表によると、両氏は米国が輸出規制を発動した中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)や、中国の人権問題についても議論した。