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屋久島の縄文杉に続く町道と県道、31日に通行止め解除

鹿児島県屋久島町で18日に降った豪雨による土砂崩れの影響で、観光名所の縄文杉などへ続く県道や町道が通行止めとなっている問題で、町は29日、町道の交通規制を31日午前5時に解除することを明らかにした。町道へ接続する県道も県が28日に規制解除を発表。バス会社による安全確認を経て、早ければ同時刻に縄文杉登山口へのバス運行も再開される見通し。


県や町によると、通行が可能になるのは、島東部の安房から自然休養林ヤクスギランドへ通じる県道と、そこから縄文杉や宮之浦岳の登山口へ延びる町道2本。土砂崩れの発生後、県と町は6月上旬の仮復旧を目指し作業を続けていた。


今回の土砂崩れで、300人以上の登山者らが山中に取り残されたことを受け、県は交通規制の基準を厳しく改定。従来、大雨警報発令かつ24時間の連続雨量が220ミリ以上としていた基準を、大雨警報発令▽24時間の連続雨量が220ミリ以上▽鹿児島地方気象台による「大雨に関する気象情報」の発表――のいずれかに該当すれば、県道を通行止めにする。(屋久島通信員・武田剛)


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