佐賀市役所1階の市民向けの喫煙所に「たばこを購入される際は、佐賀市で購入をお願いします」と呼びかけるポスターが2枚貼ってある。ツイッターに画像とともに投稿され、ネット上で賛否両論の話題になっている。
市企画政策課によると、ポスターを貼りだしたのは昨年7月。税収や広告収入など歳入増を目指す課内グループの議論で、たばこ税が議題に。たばこを吸う人には市内での購入を呼びかけることになった。他県の事例を参考に職員がパソコンでポスターを製作。喫煙所に張り出した。
今月23日、ツイッターに「禁煙ブームの中、このポスター貼る開き直り方すこ(すき)」と投稿され、約1万5千件の「いいね」がついた。同課にも「喫煙を推奨している」などの意見が届いたという。
たばこ1箱が480円の場合、約114円が市税になるという。担当者は「遊び心はなく、真面目な気持ちで作りました」と説明。喫煙所は7月にポスターとともに撤去されるという。(平塚学)