4月に81歳で亡くなった「ルパン三世」の漫画家モンキー・パンチさんを偲(しの)ぶ会が14日、東京都港区の青山葬儀所で開かれた。関係者向けの第1部には漫画、アニメ関係者ら約300人が参列し、一般向けの第2部では多くのファンが献花した。
モンキー・パンチさん、異風なペンネームに込めた狙い
アニメでルパン三世の声を担当する栗田貫一さんは「役を山田康雄さんから引き継ぐ時に批判もあったが、先生は『何も心配しなくていいんですよ、そのままでいいんですよ』と見守って頂いた。先生の懐の大きさはルパン三世そのものではないかと思います」と弔辞を読んだ。次元大介役の小林清志さんも報道陣の取材に応じ「男の色気、哀愁、それに子どもっぽさ。色んなことを教わった。俺より若いくせに先に逝きやがって」としのんだ。
2014年の実写映画でルパン三世を演じた俳優の小栗旬さんは「撮影現場に来られて『おー、ルパンがいるじゃないか』ととてもチャーミングに声をかけて頂いた」と振り返った。銭形警部役の浅野忠信さんは役に合わせた黒いコートに帽子姿で参列し、「僕はひげがあるので、最初は銭形警部じゃなくて次元役だと思っていた。でも先生の『とてもいいよ』の言葉で自信が持てた」と話した。
漫画家の里中満智子さんも弔辞…