米アップルは27日、ジョナサン・アイブ最高デザイン責任者(CDO)が年内に退社し、自らのデザイン会社を立ち上げると発表した。アイブ氏は故スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)と共に、iPhone(アイフォーン)などの優れたデザインの製品を世に送り出す原動力になってきた。
ジョブズ氏が2011年に亡くなり、アイブ氏も去ることで、アップルは一時代の終わりを迎えると言えそうだ。
英国人デザイナーのアイブ氏は1992年に入社。アップルを創業したジョブズ氏が一時の追放から経営トップに復帰すると頭角を現し、重要な製品のデザインを二人三脚で進めていった。
アイブ氏によるデザインは、98年発売のiMac(アイマック)、01年のiPod(アイポッド)、07年のiPhone、15年のアップルウォッチなど、アップルの再生をもたらしたあらゆる製品に及ぶ。
ジョブズ氏の11年の死去後も…