ホンダは、今後のビジネスや開発中の技術についての説明会を埼玉県内で開いた。来年には、高速道路で渋滞中に限り、運転手がテレビやDVDを見られるなど一定の「自動運転」技術を確立させると強調した。水素を使って走る燃料電池車(FCV)の開発で培った技術を、航空機や鉄道などに応用することも検討する。
ホンダは来年の目標として、渋滞時の高速道路で、運転手が周辺を監視しなくてもいい自動運転技術を実現させると掲げていた。担当者は目標は維持しているとし、「法令が順調に整備されれば、来年にも、高速道路の渋滞時、走行中の運転席でDVDやテレビを見られるようになるかもしれない」と話した。独BMWや日産自動車は今年から、高速道路で運転手がハンドルから手を離せる技術を導入する。ただ、現状では、運転手は走行中と同様に周囲に気を配る必要がある。
技術説明会では、座りながら短…