習近平国家主席は9日、フィリピンのドゥテルテ大統領と祝電を交わし、両国の国交樹立45周年を祝った。新華社が伝えた。
習主席は祝電で「国交樹立後の45年で中比関係は著しい発展を遂げた。とりわけ近年は政治的相互信頼を深め、各分野の協力を拡大し続け、『一帯一路』の共同建設において実り豊かな成果を上げ、両国民に確かな幸福をもたらし、地域の安定的発展に積極的に貢献している」と指摘。
「中比両国は共に発展の重要段階にあり、協力には大きな将来性がある。私は中比関係の発展を非常に重視している。ドゥテルテ大統領と共に努力して、中比の包括的・戦略的協力パートナーシップを絶えず新たな段階へと推進していきたい。中国側はフィリピンが新型コロナウイルス感染症の流行に見舞われていることを我が身の事のように感じている。フィリピン側と手を携えて努力し、共に困難を克服したい」と強調した。
ドゥテルテ大統領は祝電で「比中両国民の友情と絆は千年にわたり連綿と続いている。1975年の国交樹立以降、両国の友好関係は発展し続けている。現在世界の安全と安定は試練に直面し続け、新型コロナウイルス感染症の流行など非伝統的な安全保障上の脅威が日増しに顕在化しており、比中のパートナーシップを一段と強化することが極めて重要だ。フィリピンは中国側を親密な近隣国、重要なパートナーと見ている。引き続き平和共存と互恵協力の原則を堅持して、両国間の包括的・戦略的協力を深め、両国の平和・発展・繁栄を促進したい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年6月10日