中国人民銀行(中央銀行)は8日、11月5日に2020年版第5版人民元の5元紙幣を発行することを明らかにした。新版5元紙幣は現行第5版人民元5元紙幣の主要デザイン、主要色調などの要素を変えずに、券面構造のレベルと効果を最適化し、全体として偽造防止性能を高めた。これにより第5版人民元は今回の改良作業が終わったことになる。新5元札は発行後、同じ額面の流通する人民元と等価で流通する。「北京青年報」が伝えた。
新5元札には初めて紙幣両面の凹版対称印刷技術が採用された。他の額面の紙幣には採用されていない技術だ。
偽造の防止という観点では、ホログラム技術が世界の紙幣印刷分野で広く認められた先進的な偽造防止技術で、誰にでも識別しやすい。新5元札は正面の中央部分にホログラムで額面数字が印刷され、お札を傾けると、額面数字「5」の色が金色と緑色の間で変化し、光沢ある線が上下に動いているように見える。これ以外にもさまざまな措置が採用され、偽造防止技術と印刷製造の品質が高められた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月9日