国家外貨管理局が7日に発表したデータによると、2020年6月末現在、中国の外貨準備高は3兆1123億ドル(1ドルは約107.6円)に達して、前月末に比べて106億ドル増加し、増加幅は0.3%だった。新華社が伝えた。
同局の報道官を務める王春英副局長は、「為替レートや資産価格の変動などの要因が総合的に作用しあって、同月の外貨準備規模は増加した。6月には、国際金融市場で米ドル指数が小幅に低下し、主要国の資産価格が上昇し、中国外貨市場の需要と供給は全体としてバランスを保った」と述べた。
また王氏は、「中国の目下の各種経済指標は改善し、経済情勢は徐々によい方向へ転換している。先を見通すと、中国は揺るぎなく改革を深化し、開放を拡大し、経済成長の強靱性を保つだろう。長期的に好調さを維持するとの基本面が変わっていないことが、外貨準備高の全体的安定の維持にプラスになるだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月8日