巨大な名札を発案した市立一の宮中学校生徒会長の宮木美花さん=23日午後6時12分、熊本県阿蘇市、高橋雄大撮影
ボランティアのニックネームを書いた巨大な名札が、熊本県阿蘇市の一の宮小学校の避難所で活躍中だ。
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この避難所では隣接する一の宮中学校の生徒や卒業生がボランティアとして活動している。体育館や校舎の廊下には毛布を広げて休むお年寄りの姿が目立つ。ボランティアの生徒たちはこれまで名前を書いた粘着テープを服に貼って活動していたが、「お年寄りにも見やすい大きな文字で、声をかけてもらいやすくしよう」という同中学校で生徒会長を務める宮木美花さん(14)の呼びかけで、画用紙で作った巨大な名札を23日から使い始めた。生徒たちは、まだ1日しか経っていないが、呼びかけられる頻度が増えてきたと感じている。(高橋雄大)