被災した住民の避難誘導を行う救援チーム(撮影・潘越)。
降り続いた豪雨の影響で16日、重慶市万州区五橋鎮紅星街が冠水し、その水位が1.5メートルに達し、1050世帯が住む住居ビル30数棟で浸水被害が生じた。人民網が伝えた。
地方政府からの支援要請を受け、武装警察重慶市総隊船艇支隊は速やかに上級部門に関連状況を報告し、現地に駐屯する隊員87人、車両5台、救命用ボート3艘を出動させ、救命艇積載装置と救命胴衣を携帯し、冠水被害が発生した万州区五橋鎮紅星街と五一街で救援活動を展開した。
救援活動では、武装警察が3チームに分かれて、それぞれ住民救助と物資移送にあたった。このうち1番目のチームは、溪跨河橋の下にある紅星街に向かい、救命用ボート1艘で30人が紅星街両側にある住居ビルの住民の捜索・救援にあたり、住民を避難させ物資の移送を行った。2番目のチームは、五一街両側の居住ビルに向かい、救助用ボート1艘を使って25人が住民の救援活動を展開した。3番目のチームは、15人が五橋上海大道の科有新城に向かい、救助用ボート1艘で、被災した住民40数人を救助・避難させた。また、隊員10人は交通警察に協力し、周辺道路の警戒・閉鎖にあたった。
記事執筆時点までに、武装警察重慶総隊船艇支隊の隊員は、妊婦1人、高齢者8人、子供4人を含む計23人の住民を安全な場所まで避難させた。他の住民も次々と、秩序よく避難を進めている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年7月17日