3月14日、黄砂の襲来で町全体が濃い黄色にかすんだモンゴル・ウランバートル市内の様子(撮影・阿斯鋼)。
モンゴル非常事態総局の15日午後5時の発表によると、2日間にわたる激しい砂嵐や暴風雪による死者が10人に達した。また11人が依然として行方不明のままとなっている。新華社が報じた。
13日以来、モンゴルの一部の地域では、風速20‐24m/sの強風となり、瞬間最大風速は30‐34 m/sに達した。北部の地域では、暴風雪となり、雪に氷が混ざる悪天候となった。またゴビ草原エリアでは激しい砂嵐となった。首都ウランバートルも14日に激しい砂嵐の襲来を受けた。
激しい砂嵐や暴風雪の影響で、モンゴルのアルハンガイやドンドゴビなどの県では死者10人が報告され、590人が一時行方不明になった。15日午後5時の時点で、579人の安否が確認されたものの、11人の行方は依然として不明のままとなっている。死者10人には、5歳の子供1人が含まれていた。
また、激しい砂嵐により、移動式住居ゲル58張り、家屋121棟、柵やフェンスなどが損壊し、家畜数千頭が行方不明になった。東部地域では、一部の送電線が破損し、停電も発生している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月16日