騰沖北海湿地保護区(撮影・周雨)。
雲南省騰沖北海湿地保護区は、県庁所在地の西北側に広がり、国が1994年12月に発表した「全国国家重点湿地」第一弾33ヶ所の一つ。湿地保護区は四方を山に囲まれ、地理的条件は極めて特殊であり、高原火山堰塞湖(せき止め湖)生態系に属している。人民網が伝えた。
湿地保護区を訪れた観光客は、湖に浮かぶ草の塊を船代わりに、竹のオールで漕ぐことができる草船プロジェクトを体験し、まるで大草原に身を置くような気分を思う存分味わうことができる。騰沖北海湿地には「水上の草原」と呼ばれる不思議な風景が広がっており、湖面を漂う大きな草の「陸地」は、カラフルなブランケットのようで、渓流の流れが注ぎ込む時期も、草の根はしっかりと絡み合ったままで「陸地」が壊れてしまうことはない。
また、北海湿原の自然環境は、多くの貴重な動植物を育んできた。重点保護動物のセイケイ、国家重点一級保護動物のイヌワシ、国家一級重点保護野生植物のジュンサイのほか、炎症止めや解毒効果があるダイサギソウの姿も見られる。これらの貴重な鳥や獣、珍しい草花はいずれも、北海湿原の多様な生態環境を形成している。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年12月11日