「地球の腎臓」と呼ばれる湿地は、生物多様性が豊富な生態系、人類の重要な生存環境の一つだ。国家林業・草原局が3日に明らかにしたところによると、第13次五カ年計画期間中(2016−20年)、中国の湿地面積が20万ヘクタール以上増加し、湿地保護率が50%以上にのぼった。新華社が伝えた。
国家林業・草原局の関係責任者は、「中国は第13次五カ年計画期間に湿地保護・修復を統一的に推進し、湿地の生態機能を強化し、湿地の生物多様性を守り、湿地保護・修復水準を全面的に高めた。中央財政投入は98億7000万元(1元は約16.0円)で、湿地生態効果補償補助、退耕還湿(耕作地を湿地に戻す)、湿地保護・回復補助プロジェクト2000件余りを実施した」と述べた。
同時に湿地の生態エリア、生態系機能、生物多様性の重要性に基づき、湿地のレベル別管理を実施した。国際重要湿地、国家重要湿地、湿地自然保護区、国家湿地公園を中心とする全国湿地保護体制を大まかに構築した。第13次五カ年計画期間中に国際重要湿地が15カ所、国家重要湿地が29カ所増加し、国際重要湿地が計64カ所にのぼった。国家湿地公園は201カ所増で計899カ所にのぼった。湿地保護・退化湿地回復の面積が拡大を続け、湿地生態系機能が効果的に回復した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年1月5日